(Linux/CUI) rgb2cmyk

概要
RGB 画像を CMYK 画像に変換します。
RGB 画像から、印刷用の CMYK 原稿を作る際などに使ってください。

CMYK 変換後の画像の確認用として、変換した CMYK 画像から RGB 画像に変換したものも同時に出力できます。

※ ICC プロファイルファイルは、別途用意してください。

対応フォーマット: PNG/TIFF/PSD
(CMYK 画像は PNG では出力できません)

マッチング方法の指定、黒点補正、プロファイル埋め込み、DPI 指定などが行えます。
ソースコード
>> https://gitlab.com/azelpg/rgb2cmyk

言語: C
License: MIT
動作環境: Linux/FreeBSD/macOS (確認済みのもの)

コンパイル方法や使い方については、ReadMe ファイルをご覧ください。
使用例
## input.png (RGB) から、CMYK 変換したものを cmyk.psd に、
## CMYK->RGB 変換したものを rgb.png に出力

$ rgb2cmyk input.png -p JapanColor2001Coated.icc -c cmyk.psd -r rgb.png
ICC プロファイルについて
RGB <-> CMYK 変換時には、ICC プロファイルのファイルが必要になります。

RGB のプロファイルと、CMYK のプロファイルの2つが必要です。

ICC プロファイル指定時は、icc ファイルのパスを直接指定する必要があります。
システムにインストールされているプロファイルの場所
<Linux など>
/usr/share/color/icc
/usr/local/share/color/icc
/home/[USER]/.color/icc

<macOS>
/Library/ColorSync/Profiles
/Users/[USER]/Library/ColorSync/Profile
プロファイルのダウンロード
>> Adobe (JapanColor2001Coated、AdobeRGB など)
https://www.adobe.com/support/downloads/iccprofiles/iccprofiles_win.html

>> JapanColor2011 (JapanColor2011Coated)
http://japancolor.jp/icc.html
RGB プロファイル
RGB のプロファイルは、デフォルトで、入力画像に埋め込まれたプロファイルを使います。
プロファイルがない場合は、sRGB となります。

PC 上で一から作成した通常の RGB 画像で、プロファイル指定がない場合は、sRGB を使えば問題ありません。

CMYK に変換する場合、一般的には AdobeRGB が推奨されていますが、AdobeRGB 環境で作成した画像でない限りは、sRGB を使ってください。

通常の RGB 画像を AdobeRGB として扱うと、色がくすみます。
CMYK プロファイル
CMYK のプロファイルは、印刷所などで指定があれば、そのプロファイルを使ってください。

JapanColor2001Coated または JapanColor2011Coated が指定されている場合が多いです。

指定がない場合、日本の印刷では JapanColor2001Coated が推奨されます。